地域包括ケアを実現させるための高齢者支援3つの視点とは~医療連携が苦手なケアマネジャーのために
2020/12/22
地域包括ケアを実現させるための高齢者支援3つの視点とは
医療連携が苦手なケアマネジャーのために
※この記事はベテランケアマネージャーによって書かれました。
次のようなお悩みを持つケアマネジャーにおすすめです。
・ケアプラン上において医療とうまく連携ができない
・地域包括ケアを意識したケアプランがうまく作れない
・機能的なケアプランで高齢者の支援をしていきたい
地域包括ケアという言葉が一般的になりつつありますが、どのように医療や社会資源と関りを持っていけばいいのか悩んでいるケアマネジャーは少なくありません。
兵庫県三田市は人口が約11万人となっていますが、その中で65歳以上の高齢者の人口は約2万9千人となっており、高齢化がどんどん進んでいます。
2035年になると、65歳以上の高齢者は約3万8千人に増えると言われており、また75歳以上の後期高齢者の割合も2020年よりも1万人ほど増えることが分かっています。
このような高齢化に伴って、高齢者世帯や高齢者の一人暮らしも増えていますので、医療・福祉・その他の社会資源が互いに連携を取って支援する地域包括ケアの必要性が叫ばれています。
特に主任ケアマネジャーには質の高いケアマネジメントが求められており、地域が持つ課題の改善を期待されています。
今後は居宅介護支援事業所の管理者の要件が主任ケアマネジャーになるとも言われていますので、さらに期待度は高まってくるのは間違いありません。
しかし医療や社会資源と関わることに苦手意識を持っているケアマネジャーは少なくないのではないでしょうか。
ここでは医療側の視点で、どのように地域包括ケアを実現していけばいいのか考えていきたいと思います。
地域包括ケアを実現させるための高齢者支援3つの視点
・介護保険外サービスの導入
・医療サービスの充実
・自立支援・機能促進
これからの高齢者支援には、社会全体で支えていくという視点が必要となるでしょう。
ケアプランを充実させるポイントとして、3つの視点を掲げてみました。
順番にご説明していきましょう。
・介護保険外サービスの積極的な導入
ケアマネジメントにおいては、今後さらに積極的な介護保険外サービスの導入が必要であると考えます。
それが生活の質を下支えできるものになるからです。
介護保険サービスでは、ヘルパーが掃除はできても草むしりはできないということがいわれますが、このニーズは介護保険外サービスによって担うことができます。
孫の結婚式に参加するために介護が必要であれば、介護保険外サービスをうまく活用することによって可能となるでしょう。
独居高齢者などで何かしら契約行為をしなければならないのであれば、成年後見人をつけておけば、円滑に契約を進めることができます。
このように考えてみれば、生活の質を向上させるためには、介護保険外サービスをうまく導入する必要があると考えられます。
・医療サービスの充実
介護が必要な高齢者は、間違いなく継続的な医療面からの支援が必要な状態であるために、医療によって生活の基盤が築かれていると言っても過言ではありません。
しかし医療側から介護保険サービスの状況やケアプランを拝見すると、医療サービスが足りていないと感じるものも少なくありません。
例えば、介護保険サービスでの医療系サービス(訪問看護、訪問リハ、居宅量要管理指導など)をケアプランに導入する場合、主治医の意見を踏まえなければなりません。
本来、ケアプランを作成するためのサービス担当者会議には、家族や介護保険サービスだけではなく、主治医など医療関係者の参加も必要となります。
実際のところ、主治医がサービス担当者会議に参加するケースは少ないと思いますが、照会文書などをうまく活用して、主治医の意見をうまく引き出していけばいいと考えます。
例えば、次の「自立支援・機能促進」にも繋がることですが、主治医にリハビリの必要性を確認しておけば、スムーズな導入に繋げることが可能です。
さまざまなサービスに応用できるのではないでしょうか。
・自立支援・機能促進
介護保険制度の目的が「自立支援」であることはケアマネジャーのみなさんならばご承知のことですが、「機能促進」の考えを入れると、もう少し踏み込んだケアプランが作れるように感じます。
このサイト内でも何度もお伝えしていることではありますが、できる機能に目を向けると、さまざまな行為ができることが分かります。
歩行や立位ができないとしても、腰を浮かせることができたり、足をあげることができたり、寝返りができることによって、介護者をラクにすることができます。
何かできる機能を持っておくということによって、それが自立に繋がるのではないかと感じるのです。
自立支援と言うと、在宅生活を継続することであったり、自力での生活を継続することにあるように感じますが、機能促進を視点にしてケアプランを作り上げていくのはいかがでしょうか。
訪問鍼灸・訪問マッサージ導入のすすめ
ケアプランを機能的なものにするために、訪問鍼灸・訪問マッサージの導入をおすすめします。
それは先ほど掲げてみた3つの視点「介護保険外サービスの導入」「医療サービスの充実」「自立支援・機能促進」のすべてを満たしているからです。
介護保険外サービスについては、社会資源の活用としてその必要性が指摘されていますし、医療サービスとの連携は介護保険法改正によっても明らかです。
機能促進の考え方については、介護予防に直結するものですから、すべて介護保険の考え方に必要なものになります。
特に高齢者は膝や腰などに痛みや障害を抱えていることが多いので、訪問鍼灸・訪問マッサージによってアプローチが可能です。
ぜひうまく活用してみて、ケアプランの充実に取り組まれてください。
まとめ
・これからの高齢者支援には「介護保険外サービスの導入」「医療サービスの充実」「自立支援・機能促進」3つの視点を
・訪問鍼灸・訪問マッサージの導入がおすすめ
ケアプランで医療との連携に悩んでいる
うまく地域包括ケアに取り組んでいきたい
このように考えているケアマネジャーであれば、訪問鍼灸・訪問マッサージの導入をおすすめします。
高齢者支援に必要な視点を兼ね備えており、さまざまなアプローチによって機能促進に取り組んでいくことができます。
ぜひうまく活用してみてください。
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